HSBC香港、基本サービスの手数料を廃止
HSBC香港について、共同通信に下記の記事が掲載されました。
HSBC香港は11月から、26の基本サービスについて手数料を廃止する。400万人超の顧客が恩恵を受ける見通し。11日付香港経済日報などが伝えた。
無料化するのは外貨紙幣による現金の預け入れと引き出し、振替、国際送金、証明書発行、通帳繰り越しなど26の基本サービス。HSBCグループで個人向けバンキングと資産管理業務のアジア太平洋地域責任者を務めるグレッグ・ヒングストン氏によると、これ以外のサービスについても無料化を検討しているという。
HSBC香港の手数料廃止は、金利の高さを売りに顧客の囲い込みを進めているインターネット専業銀行への対抗策ともみられているが、業界関係者からは無関係との見方も出ている。
香港の大手銀行を代表するHSBC香港が無料サービス拡大の先陣を切ったことで、今後、他行が追随する可能性を指摘する声も聞かれている。同じHSBCグループの恒生(ハンセン)銀行も手数料の見直しを進めていることを認めているが、無料化するかどうかは明らかにしていないとのことです。
HSBC香港はまた、現行の預金口座「HSBCアドバンス」に代わり、「HSBC One」を導入すると発表した。HSBC Oneではワンストップ式のスマートバンキングサービスを提供するとしており、最低預入金額は設けない。開設済みのHSBCアドバンス口座は、10月27日にHSBC Oneの口座に移行する。
とのことでした。HSBCアドバンスは200,000香港ドル以上の預金残高が必要な口座で、多くの日本人が所有している口座ですね。弊社にお問い合わせがくるお客様の多くも、このアドバンス口座をお持ちの方が多いです。HSBC Oneのサービスの詳細については、情報がアップデートされましたら、改めてご紹介したいと思います。