HSBC法人口座の凍結解除について

前回、HSBCの法人口座の新サービスについてご紹介させて頂きましたので、今日は法人口座が凍結されてしまった際の手続きに関して、お話しをしたいと思います。

まず凍結理由については、個人口座と同じく一定期間、資金移動がないと凍結されてしまいます。その期間の長さについては、個人口座と差はつけてないように思います。ただ個人口座よりも入金元、出金先の審査を厳しくしています。例えば入金元や出金先が銀行の要注意リストなどに入っていたりすると、それだけで口座凍結されてしまうケースも考えられます。また入金額と同じ金額を入金があった同日に送金をしたりすると、マネーロンダリングの疑いをかけられ、口座凍結をされてしまったりもします。このように個人口座よりも法人口座の方が口座凍結の基準項目が多いことは容易に想像がつきます。

凍結解除の手続きの方ですが、やはり審査項目が個人口座よりも多く、質疑応答もより厳しく行われる傾向があります。口座状況によっては、現在の事業の状況や今期の想定売上などを聞かれることも多々あります。しかし、手続きさえきちんと行えば、凍結解除までの時間は、個人口座の時とそれほど差異はなく、即日解除されるケースも少なくありません。