海外口座の差押え
よく海外口座が差し押さえられてしまったというお問合せがあります。マネーロンダリングや脱税行為など、差押えになるようなことは特にしていないとのことで、インターネットバンキングにログインしても送金手続きができず、ATMからの出金もできず、デビットカードやクレジットカードの決済もできなくなっているとのことです。
混乱されているケースが多いのですが、よくよく話を聞いてみると、差押えということではなく、口座が凍結されてしまっている状況ということがほとんどです。
海外口座は一定期間利用がないと顧客資産保護のため、凍結処置がされてしまいます。銀行によって異なりますが、1年~2年ほど口座内資金に移動がないと凍結処置されるケースが多いです。ちなみに香港のHSBCは2年、Standard Chartered Bankは1年となっております。
海外口座が凍結されてしまっても適切な手続きを行えば、現地渡航することなく口座凍結解除を行うことができますが、最終ご利用日があまりにも前の場合、つまり利用していない期間が長くなるほど、遠隔での口座凍結解除のハードルは高くなります。たとえば香港のStandard Chartered Bankは最終御利用日が3年以上前の場合、口座開設時に提出したパスポートの有効期限が切れている場合、このどちらかに該当する場合は、口座凍結解除をするには現地渡航を求められてしまいます。
口座が差し押さえられてしまった!とお困りの方はまずは弊社サポートセンターまで早急にお問合せくださいませ。