CRS非加盟国に銀行口座開設ができる
東ヨーロッパのジョージアという小国をご存知でしょうか。中東とヨーロッパの境、コーカサス地方に位置する国で、ワイン発祥の地として知られており、スイートワインが名産品となっています。
ジョージアは2022年現在CRS非加盟国です。ジョージアにはBank of GeorgiaとTBCという2大メガバンクがあり、両行ともロンドンの証券市場FTSEに上場しており、前者はFTSE350銘柄に、後者はFTSE250銘柄に選ばれている優良企業です。日本でいうところの日系225に選ばれているような企業とお考え頂ければと思います。
HSBCやOCBC、Maybankなど、海外銀行に口座開設をする場合、マイナンバーか納税番号の登録が必須となります。シティバンクやBank of Americaなど、CRS非加盟国のアメリカに銀行口座を開設する場合でも、アメリカの個人番号であるSSN(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)の登録が必須となりますが、ジョージアはマイナンバーや納税番号の提出をすることなく、口座開設をすることができます。
またジョージアは金利が高いことで知られています。下記は2年の定期預金での金利になります。
GEL:12.96%/年間(GELはジョージアラリの略称です)
USD:3.25%/年間
EUR:1.05%/年間
GBP:2.05%/年間
JPY:1.05%/年間
Bank of GeorgiaとTBCは現地渡航することなく、遠隔で銀行口座開設ができるので、コロナ下の現在とても人気のある海外銀行となっております。