高まる外貨預金人気
円安が進み、1ドル144円を突破、今日にも145円に乗りそうな勢いです。1998年の1ドル147円が市場では意識されていますが、これも現実味を帯びてきています。FRBは今月さらに金利を上げる見通しが強いとみられており、これに追従して各国も金利を上げることが予想される中、日本銀行はどうしても金利が上げられません。
金利を上げれば国債の利率も上がるため、多額の借金を抱えている日本は増々苦しくなってしまいますし、融資を受けている会社はこれも軒並み苦しくなり、破綻する企業も多数出てくることでしょう。住宅ローンを毎月支払い続けている家庭も支払ができなくなり、破産する世帯が続出することにもなるため、どうしようもありません。
そんな中昨日の日系新聞では日本の銀行が提供している外貨預金の人気が急騰しており、昨年に比べて60%アップしているとのことです。最も人気のあるドル預金は1年定期でも円に比べると大きな金利を享受することができます。
しかしながら、日本の銀行が提供する外貨預金では本来の金利を享受することはできません。金利を上げているアメリカや各国の銀行で定期預金や普通預金に預け入れをすることによって本来の高い金利を享受することができるのです。
つまり日本国内でのドルの金利よりもアメリカや他国のドルの金利の方が高いということです。また外貨預金はペイオフの対象外ともなっております。