香港から日本への資金移動
香港も基準金利を引き上げると発表しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef638c09bb469d4b966575cc70c7b9952ab7f9b8
香港のHSBCやStandard Chartered Bank、Citibankには多くの日本人が香港ドル口座を持っています。10年前のオフショアブーム時に香港に渡航して口座開設された方が多いと聞きますが、昨今の政治リスクからここ2,3年は逆に香港からの資金引上げが激増しています。
それでもまだまだ多くの日本人が香港の銀行口座に資金を持っています。香港ドルの金利が上がることで香港ドルに対してもさらに円安が進むことが予想されます。有利なレートで両替するために残った香港ドルを日本に戻す準備を始める時期としてはよいタイミングではないでしょうか。
香港のHSBCやStandard Chartered Bankに口座をお持ちの多くの日本人の方は、口座をつい放置しがちであり、多くのケースで口座が凍結されています。というのもHSBCは2年以上、Standard Chartered Bankは1年以上、口座内資金に移動がないと、顧客資産保護のため口座凍結処置がなされてしまい、資金移動ができなくなってしまいます。
この口座凍結を解除するには現地渡航して銀行の支店にて、店頭手続きを行えばすぐに解除することができますが、現地渡航することなく遠隔で口座凍結解除を行う場合、1か月~3カ月ほどは時間がかかってしまいます。
ベストなタイミングで香港から資金を日本に戻せるよう、口座凍結解除の手続きは早めにスタートするのがよいでしょう。