香港の銀行口座開設事情
おはようございます。ワクチン開発成功か、というニュースを受けて多くの株価が上昇し、ドルが急騰、連動して金は大幅に下落しましたね。
さて、昨日は海外銀行の口座開設事情についてお伝えしましたが、今日は香港の海外銀行の口座開設の事情についてお話できればと思います。香港銀行口座開設ツアーが流行し、HSBCとスタンダードチャータード銀行に口座を開設した日本人はたくさんいるかと思います。事実、弊社に海外銀行の口座が凍結してしまったとご相談に来るお客様の多くがHSBCに口座をお持ちの方です。HSBCとスタンダードチャータード銀行は登録住所が日本でOK、口座維持手数料を設けない口座を多くの外国人に提供し、与信を上げてきました。香港以外のオフショアの海外銀行は口座維持手数料を設けることが多く、また最低残高を設定し、それを下回った場合は手数料をとるという形態も多くあります。それがない香港の海外銀行、HSBCやスタンダードチャータード銀行は人気がありました。
ところがこの2行をはじめ、現在多くの香港の海外銀行は外国人向けの口座開設の審査を非常に厳しくしています。そのため、香港の銀行口座は非常に貴重なものとなってきています。香港から資金引上げをした後も銀行口座は閉設せずに持ったままにしておく方がよいでしょう。特に法人口座は所持しているだけで、会社の価値が上げられるかもしれないので、大切にしておくことをお勧めします。