香港→英国への移住
前回の記事で話題に上げた「英国政府が香港市民にビザ発給」が、各国メディアを賑わせていますね。日本のメディアでも取り上げられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/accdf0c86bb952984c3ff2df7462a56f8ab2834f
540万人が対象で、そのうちの30万人が申請をするだろうと見込んでいるようですが、この30万人という数字がとても低く思えます。仮に30万人で済むのであれば、香港の未来はそれほど暗くないように思いますが、逆にますます香港情勢が悪くなっていけば、英国政府の予想を大きく超えた香港人が英国に移住するのではないでしょうか。
日本人にとって香港は時差もなく、距離も近く、HSBCやスタンダードチャータード銀行、シティバンクなどの外国銀行の口座が開設しやすいことで、オフショアとして多くの日本人が利用してきました。
しかしながら、現在は政治的リスクもさることながら、法人の銀行口座が特に開設しにくくなっています。明確な口座開設の審査基準などは公開されておりませんが、日本人が法人口座開設を断られてしまったというケースをよく耳にします。特にHSBC香港が厳しいようです。
個人口座の方はHSBCもスタンダードチャータード銀行も、外国人の口座開設審査を厳しくしていた時期もありましたが、現在は再び外国人の口座開設に積極的になっているようで、香港の支店に行きさえすれば、口座開設ができるようです。