海外銀行の口座凍結処置
HSBCやスタンダードチャータード銀行、シティバンクなどの海外銀行に口座をお持ちの方によくある悩み事として、しばらく口座を放置してしまったがために口座凍結処置がなされてしまい、出金や送金、カード決済ができなくなってしまっていることです。
HSBCは2年以上、スタンダードチャータード銀行は1年以上、口座内資金に移動がないと顧客資産保護のため、銀行側が口座凍結をしてしまいます。口座凍結処置を解除するには、どこの海外銀行も現地支店に出向き、店頭手続きにて凍結解除をすることができますが、海外銀行の場合、そう簡単に渡航することができるわけではないので、遠隔でお手続きを行うことになります。
各海外銀行によって異なりますが、遠隔で口座凍結を解除するには条件があり、代表的なものが下記の2点になります。
・口座開設時に提出したパスポートは有効期限内かどうか
すでに失効していて、新しいパスポートに更新されてしまっている場合は、遠隔での口座凍結解除が行えない場合があります。
・ご利用していなかった期間はどれぐらいか
口座を利用していなかった期間が長ければ長いほど、遠隔での口座凍結解除が難しくなり、現地渡航を求められる可能性が高くなります。
遠隔で口座凍結解除が行えない場合、口座解約であればご預金をお手元に戻すという選択肢を選ぶこともできます。