CRSについて
皆さん、こんにちは。梅雨が明けて毎日が真夏日です。今週からいよいよオリンピックが始まりますが、残念ながら全く盛り上がりに欠けるような状況ですね。
さて、今日はCRSについてのお話をしたいと思います。よくお客様から「CRSって何ですか?」というお問合せがありますが、これはCommon Reporting Standardの略になりまして、CRSに加盟している国の銀行は、個人口座の名前や預金額、取引記録について各国の税務局から開示依頼があった時には従わなければいけないという条約になります。
海外送金を利用しての脱税行為や租税回避を防止するためにつくられた条約になります。現在アメリカ以外の先進国はほぼ全てCRSに加盟しています。かつてはセイシェルやモーリシャス、キプロスといったいわゆるタックスヘイブンのオフショアの国は加盟していませんでしたが、現在はほとんどの国が加盟しています。
東ヨーロッパのジョージア(グルジア)国内に銀行口座を開設するサービスは弊社で最も人気のあるサービスの1つですが、このジョージアという国は実はまだCRSに加盟しておりません。CRS非加盟国だから、銀行口座開設に人気があるというわけではありませんが、ジョージア国内の大手民間銀行は、現地渡航せずに口座開設することができる数少ない海外銀行となっております。