Standard Chartered Bankの口座トラブル

おはようございます。オリンピックで日本の金メダルラッシュでメディアが賑わう一方、コロナ下で緊急事態宣言による経済の停滞が、ボディブローのようにじわじわと各業界にダメージを広げているような感じがします。

今日は香港のStandard Chartered Bankについてのお話をしたいと思います。Standard Chartered BankはHSBCと同じく、多くの日本人が口座開設をしている香港の海外銀行です。またHSBCに比べると、口座開設における審査のハードルが低いという特徴もあり、HSBCで口座開設できなかった人が、Standard Chartered Bankに口座開設をしたというケースを多々お見受けします。

一方で口座開設審査のハードルは低いものの、登録情報のアップデートや海外送金などの口座所持者に対しての審査はHSBCより厳格に行っているように感じます。例えば口座開設時に身分証明書として提出したパスポートの有効期限が切れた場合、オンラインで新しいパスポートに更新をすることができず、口座開設をした香港の支店まで出向かなければなりません。また、海外送金における審査も厳しく、組み戻しをされてしまうお客様のお声もよく耳にします。

最も気を付けておかなければならないことの1つは、1年以上口座内資金に移動がないと、顧客資産保護のため、口座凍結処置がなされてしまうということです。口座凍結状態になると、出金や送金、ユニオンぺイでの決済ができなくなってしまいます。