現地渡航せずに海外銀行に口座開設

海外の銀行に口座開設をしたいというニーズは一定数あります。海外投資や海外企業との取引が主な理由になりますが、香港情勢が不安定なため、HSBCやStandard Chartered Bankの香港支店の口座から、別の国の海外銀行口座に預金を移したいというご要望もかなり増えています。アジア金融の中心であるシンガポールの特に人気があります。

またコロナウイルスの影響により、現地渡航が難しい現在、現地渡航せずに口座開設ができる海外銀行の人気が上がっています。

オフショア系の海外銀行であれば、ほとんどの銀行は現地渡航することなく口座開設をすることができます。HSBCやSantandar、Maybankといった大手海外銀行も支店によっては現地渡航することなく口座開設を受け付けています。

大手海外銀行の場合は、最低預金額が約700万円~3000万円と設定されているプレミアタイプの口座がその多くを占めています。プレミアタイプの口座は日本では購入できないファンドや債券で運用することができるのも魅力の1つです。

最低預金額が設定されていない海外銀行だと東ヨーロッパ、ジョージアの2大銀行である、Bank of GeorgiaとTBCの人気があります。ジョージアはCRS非加盟国のため、納税番号やマイナンバーを提出することなく口座開設ができる上、2年のジョージアラリ定期預金金利が12%と高く、日本円でも2年の定期預金が2%となっており、日本の定期預金金利の1000倍となっていることが人気の要因です。