海外銀行の口座凍結の解除 その1
節税対策や過去にビジネスを展開していたなどの理由で、海外銀行の口座に預金がある日本人は多くいますが、お問い合わせが最も多いのが、HSBC香港です。そのHSBCはペナルティを多く受けていることもあり、口座維持や国際送金の手続きにおいて厳しい審査をしています。
例えば「しばらく資金を動かさなかったところ、口座が凍結されてしまった」というお問い合わせは実に多くあるのですが、口座の凍結解除を行い、再びアクティブにするためには、➀書面での申請、②電話での依頼、基本的にはこの2つのどちらかになります。インターネットバンキングにログインしての凍結解除の申請は今のところ行えません。そして申請をすると、銀行側はその依頼が本人からなのか、という審査を行うわけですが、「前回と聞かれる情報が違う」「前回よりも確認ステップが1段階多い」「いつもより時間、日数がかかる」といったことが多々あります。これはおそらく銀行側が犯罪防止のために、審査フローを定期的に変更していると考えられます。おおよそ1か月~3ヵ月ほどの周期でフローを変更している印象を受けます。
もちろん最終更新日、預金額、過去の入出金履歴により、審査基準が上下するのは言うまでもありません。