CRS非加盟国ジョージアの銀行口座
金曜日のニューヨーク市場で再びドル円が145円台に一時乗りました。日本銀行の植田総裁が大規模な金融緩和継続を発表したことと、各国のインフレ抑制が想定よりも時間がかかり、各通貨の金利引き上げ継続が濃厚なことが主な要因でしょうか。再び1ドル150円に乗ることもかなり現実味を帯びてきました。
そんな中、さらなる円安になる前に外貨預金を始めようという方が依然として増えています。4週連続で人気の海外銀行についてご紹介させて頂きましたが、今回がこのシリーズ最後のご紹介になります。
東ヨーロッパにジョージアという国があります。かつてグルジアと呼ばれていた国ですが、この国は2023年現在、まだCRSに加盟していませんので、口座開設時にマイナンバーや納税番号の登録が不要です。
また過去3回でご紹介しましたリヒテンシュタインのBendura bank、シンガポールのMaybank、英国領ジャージー島のHSBCは、全て最低預金額の設定がされていますが、ジョージアの銀行はそれがないので、大きな資金を割かなくても高い金利と為替差益を得ることができる点が多くの人に受け入れられている要因です。
もちろん他の3行と同じようにインターネットバンキングで残高照会や送金をすることができますし、日本国内はもちろんのこと、世界中のATMで出金したり、デビットカード決済をすることもできます。