シンガポールOCBCの口座手続
OCBC(Oversea Chinese Banking Corporation)はシンガポールを本店として、東南アジアで手広く営業展開しているシンガポールメガバンクの一角です。多くの日本人も個人口座開設をしており、シンガポールに法人をお持ちの方、または以前法人を持っていたという方もOCBCに法人口座を開設しています。
OCBCもご多聞に漏れず、一定期間利用がないと顧客資産保護の名目で口座凍結処置がされてしまいます。法人については法人の更新をしていなかったり、すでに法人を閉じてしまっている場合だと、自動的に口座閉設となり、口座内資金は小切手で郵送先として登録している住所に送られてきます。
ここで気を付けないといけないのは、小切手がシンガポール国内の登記住所に送られていて、気づかないまま数年放置してしまうことです。このケースだと預金の捜索に時間がかかってしまいます。
一方シンガポールは金融立国であり、非居住者に対しても積極的に銀行サービスを提供しているので、凍結解除やカード再発行、口座解約などの手続を現地渡航することなく、受け付けてくれる銀行が多く、OCBCも然りです。
とはいうものの、OCBCも口座凍結解除であったり、住所や電話番号などの銀行口座登録情報をアップデートしていなかったりすると、通常よりも手続が煩雑になってしまいますので、気を付けましょう。