Chase Bankの口座解約と残高送金
Chase BankはCitibank、Wells Fargo、Bank of Americaと並ぶアメリカのメガバンク一角を占める巨大銀行です。海外赴任や留学などでアメリカに在住経験のある多くの日本人が口座開設をしています。
現地在住時は給与や仕送りの受取、生活費決済などで日常的に利用していたが、帰国の際に預金も口座もそのままにしておくケースが多々あります。「外貨預金のため」「また戻ってくるから」「ネットバンクでいつでも送金できるし、デビットカードで日本でも出金できるから」といった理由が多いですが、結局利用することはなく、口座を放置してしまいがちです。
Chase Bankも他の海外銀行と同じく、一定期間利用がないと顧客資産保護の名目で口座凍結処置がされてしまいます。振込み入金や自動引落し、残高照会、自分の口座内での振替は取引とはみなされず、これらのことを行っていても口座凍結はされてしまいます。あくまで口座内資金が外に出たという取引履歴がないといけません。
口座凍結後もずっと放置してしまうと、預金は州政府に移管され、口座も閉設されてしまいます。州政府に移管されても返還請求はできますが、Chase Bankから送金するよりも倍以上の時間がかかってしまいます。州政府に移管されると日本に着金するまで最低でも半年はかかります。
Chase Bank口座を放置してしまっている方は早めに凍結解除、不要な場合は口座解約をして日本に資金を戻しましょう。