Standard Chartered Bank香港の口座復旧
香港のStandard Chartered BankはHSBCに次いで、多くの日本人が口座開設をしている英国系の銀行になります。数年前のオフショアブーム時に「銀行口座開設ツアー」「大人の社会科見学」といった香港ツアーで口座開設された方が多いのですが、HSBCで口座開設できなかった方がStandard Chartered Bankに口座開設しているケースが多いようです。
口座開設の審査はHSBCよりStandard Chartered Bankの方がハードルが低く、口座開設しやすい傾向がありますが、口座開設後のレギュレーションはHSBCよりもStandard Chartered Bankの方が厳格です。
例えばHSBCは2年以上、口座内資金に移動がないと顧客資産保護の名目で口座凍結処置がされてしまいますが、Standard Chartered Bankは1年になります。もし3年以上口座内資金に移動がないと、Standard Chartered Bankは口座復旧に現地渡航を求められてしまいます。
さらにStandard Chartered Bankは登録のパスポートの有効期限が切れている場合、口座復旧にはこれもまた現地渡航を求められてしまいます。
口座凍結されると送金はもちろんのこと、カードも利用できなくなってしまいますので、出金をすることもできません。問い合わせをしても「支店に来てください」の一点張りとなってしまいます。
一方でHSBCは口座復旧において、現地渡航を求められることはありません。基本ほとんどの手続を現地渡航することなく遠隔で行うことができます。