海外送金について

皆さん、こんにちは。お問い合わせ内容の中で最も多いのが、「海外銀行の口座凍結」になりますが、次に多いお悩み事項は「海外送金」についてです。マネーロンダリング防止の観点から、現在海外送金は日本から国外、国外から日本、共に非常に厳しいです。仮想通貨が国から規制がかかったのは、ICOや流出問題よりも、海外送金が容易にできてしまい、コイン交換を繰り返すことで、お金の流れが追えなくなってしまうことが、規制の一番の原因だと、個人的には思っています。規制後の今でも海外送金が最短30分で完了するのは非常に魅力的ですが、取引所で法定通貨に換える際に、相場の板上にのっている取引数量が少なすぎて、安定したレートで交換ができないというリスクがありますね。

日本の都市銀行ですと、三菱UFJ銀行とゆうちょ銀行は、日本から国外に送金する際に1回100万円が上限で、1日の上限は合算で200万円、1か月の上限は合算で500万円となっています。三井住友銀行は1日の上限が100万円多い300万円で、1か月の上限は三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行と同じく500万円となっています。また送金手数料も発生します。インターネットバンキング利用時に三菱UFJ銀行が2500円、三井住友銀行が3500円で、ゆうちょ銀行は3000円かかります(手続きが対面であったり、宛先銀行などの条件によって、手数料は異なるようです)。また海外送金は日本国外から資金を出せても、受取側の銀行で中々受け付けてもらえず、送金した資金がホールドされてしまい、資金がちゅうぶらりんになることがあります。中々資金が届かないという状況でしたら、この状態になっていないか、確認をしてみましょう。