海外銀行(香港編パート2)
皆さん、おはようございます。昨日菅首相がバイデン氏と電話会談を行い、「バイデン氏は日米安保条約5条が定めるアメリカの日本への防衛義務を尖閣諸島に適用する考えを明言」とニュースが出ていますね。一方で中国側は「尖閣諸島は中国の固有領土、日米安保条約は冷戦の産物で、第三国の利益を損害すべきではない。地域の平和と安定に危害を加えるべきでない。」と発言したとのことです。果たしてバイデン新政権が本当に尖閣防衛に軍をよこしてくれるのか不安なところです。そもそも本当にこのままバイデン氏が次期大統領に就任するのかもわからないですし、もしトランプ大統領が逆転再当選したら、この電話会見は今後の関係性に問題が出るのではないかとも心配してしまいます。
さて、香港についてですが、HSBCやスタンダードチャータード銀行、東亜銀行などが代表的な銀行になりますが、弊社にご相談にいらっしゃる多くの方がこれらの海外銀行に口座をお持ちです。そのほとんどが口座凍結されており、凍結解除手続きが最も多い業務となっております。
そんな香港の銀行ですが、「万が一銀行破綻した時にいくら保証されるのでしょうか?」というご質問がありました。日本の銀行の普通口座は1000万円です。香港の銀行は500,000香港ドルが保証されます。日本円で約650万円ほどですね。個人口座、法人口座共にこの額が保証されるよう、香港の通貨当局が監視しています。ただし、中国共産党政府が没収、凍結と指示を出した場合は、選択の余地なく、資産がなくなってしまうリスクがあることは頭においておきましょう。