海外銀行の口座凍結解除ができない!?

HSBC、スタンダードチャータード銀行、シティバンクやMaybankなど、海外銀行に口座をお持ちの方で、しばらく口座を利用しなかったことにより、口座凍結がされてしまい、ご自身の預金が使えない状況になっている方からのご相談をよく受けます。つまり海外銀行の口座凍結を解除してほしいというご依頼ですね。

現地渡航せずに口座凍結を解除することは基本的には可能です。マネーロンダリングやテロ資金に使われていたなどの口座ですと、当然凍結解除はできませんが、過去にそれらを疑われた口座の手続きをお手伝いさせて頂いた時は、あくまで疑いであり、事実ではなかったので、半年ほど時間がかかりましたが、それでも口座凍結を解除することができました。

ところが現地渡航しないと口座凍結が解除できないケースもあります。それは登録住所が現地になっており、該当の口座の開設条件が現地に住んでいることとされている場合です。この場合は現地に住んでいるという住所証明が提出できなければ、口座凍結を解除することはできません。

ただもし口座内の預金を日本国内に送りたいということだけでしたら、口座閉設の手続きを行えば、ご自身の資金を日本にもってくることはできます。口座閉設の手続きでしたら、現地渡航せずに進めることができます。