香港の預金流出
おはようございます。2020年は香港の預金をどこか別の外国に移したいというご要望が非常に多く、HSBCやスタンダードチャータード銀行の口座凍結の解除やシンガポールやモーリシャスなどのオフショア海外銀行の口座開設などのニーズが多い年になりました。それもこれも中国共産党が制定した国家安全維持法にはじまる、香港情勢の不安定さが原因になるのですが、元民主派議員の許氏のHSBC口座が凍結されたというニュースが流れたことで、増々香港外への預金移動が増えそうな気配です。ロイター通信の記事をご覧ください。
https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKBN28J0A9
許氏以外に5人、合計約3億2000万円の預金が凍結されたようです。日本では疑わしきは罰せずですが、外国では疑わしきは罰するという風潮がある国は少なくありません。詳細まで公開されていないので、あくまで憶測の話にはなりますが、許氏や民主派議員と送受金履歴がある口座が凍結されている可能性もありえると思います。
香港のHSBCやスタンダードチャータード銀行は与信が高い大手の海外銀行であり、口座維持手数料をとっていません。また海外居住者の口座開設を積極的に受け入れてきた背景があり、日本人にも非常に人気がありました。多くの方が口座開設をして、海外預金をしてきましたが、香港の海外銀行への預金はいよいよ潮時かもしれません。いったん、シンガポールやスイス、他のオフショアの海外銀行に口座開設をして、早急に資金移動させておくのが最善でしょう。