海外銀行の口座凍結が解除不可のケース
こんにちは。今日はすごい寒波がきていますね。さて、HSBCやスタンダードチャータード銀行、シティバンクなどの海外銀行に口座をお持ちの方によくあるお悩みごととして、口座凍結されてしまっていて、送金をすることもできなければ、キャッシュカードで出金をすることもできないということがあります。
海外銀行の口座凍結は、基本的には銀行の本店や支店に行き、窓口で店頭手続きを行うことで凍結解除を行うことができます。これはUFJやSMBCなどの日本の銀行でも同じです。日本の場合は銀行印と通帳が必要になります。
ところが海外の銀行となるとそう簡単に本店や支店に行けるものでもありませんし、まして現在はコロナウイルスの拡大により、海外渡航が非常に難しい状況です。お手続きは複雑になりますが、多くの海外銀行は口座凍結解除を遠隔で行うことができます。弊社ではHSBCやシティバンク、CIMBなど多くの海外銀行の口座凍結解除のサポートをして参りました。しかしながら、口座凍結解除ができないケースもあります。
今回ご相談頂いたのは、イギリスの都市銀行、NatWestの口座凍結の解除でしたが、カードの有効期限も2009年で切れており、11年前に帰国して以来、一度もご利用されたことがないという個人口座でした。残高は数万円とのことで、NatWestの担当者にコンタクトをとり、口座凍結解除を試みましたが、さすがにこのケースは凍結解除できませんでした。10年以上ご利用がなかったため、サポートセンターでも記録にアクセスできないということで、この場合はNatWestの本店やどこかの支店に行くのではなく、口座開設をした支店に行くしかないとのことで、それでもどうなるかわからないとのことでした。
今回のケースのようにあまりに長期間放置してしまうと、口座凍結解除どころか、ご自身の預金さえ失ってしまう可能性もありますので、ご自身の海外銀行の口座は定期的に気にかけておきましょう。