CRS非加盟国の海外銀行に口座開設
CRSとはCommon Reporting Standardの略で、このCRSに加盟している国の銀行口座は、各国の国税庁が相互に閲覧をすることができることになっています。つまり租税回避などの不正が国を跨いで起こることがないようにするための仕組みです。
日本はもちろんのこと、多くの日本人が海外口座をもっているシンガポールや香港なども含む先進国のほとんどが加盟しています。そのためたとえ海外銀行に口座をつくったとしても、租税回避をすることはできません。ただ先進国の中でアメリカだけはこのCRSに加盟しておりません。
さて、時折お客様から次のようなご質問を受けることがあります。
「CRSに加盟していない国の海外銀行に口座を開設できませんか?」
結論から申し上げますと、CRS非加盟国の海外銀行に口座開設は可能です。租税回避などの不正はできない前提でのお話になりますが、よくこのコラムで掲載させて頂いている東ヨーロッパの国、ジョージアがCRS非加盟国です。
弊社ではジョージアの2大民間銀行、The bank of GeorgiaとTBCの口座開設サポートを行っております。前者はロンドンのFTSE350、後者はFTSE250の銘柄に選ばれている巨大銀行です。
両行共に、円口座を開設することができ、デビットカードやクレジットカードの発行も可能となっており、現地渡航しなくても口座開設をすることができます。
またジョージアの海外銀行はなにより定期預金の金利が10%を超える金利の高さに魅力を感じて口座開設をご希望される方が多いです。