中国、及び香港からの送金規制が強化
「現金90万円以上の出金や送金は銀行に用途報告を義務付ける」という法律が中国で発表されました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM097TZ0Z00C22A2000000/
これは世界でも類をみない規制ではないでしょうか。表向きはマネーロンダリングや犯罪収益所得、脱税の防止とのことですが、実際のところは脱税防止はともかくとして、昨今の共産党政府の厳しい規制から逃れるための亡命や国外への外貨流出を防止するためではないでしょうか。
特に香港は我々日本人を含む多くの外国人がHSBCやStandard Chartered Bankなどの外国銀行に預金をしており、海外への預金の引上げが顕著になっています。外交関係悪化などによる、共産党政府から口座凍結、資金没収という措置がとられてもおかしくはない状況を思慮しての行動かと思います。
もたもたしていると本当に自分の資金がなくなってしまうという事態になりかねないと思っている方も多いのではないでしょうか。今後も香港、及び中国情勢にはアンテナを張っておくべきでしょう。
HSBCやStandard Chartered Bank、CitibankやOCBCなどの海外銀行に口座をお持ちの方で気を付けておかないといけないのは、いざ海外送金をしようという時に口座凍結、送金規制がかけられていて、資金を出せない状態になっているということです。
多くの銀行は一定期間口座内資金に移動がないと、顧客資産保護のため口座凍結処置がされてしまいます。この場合凍結解除手続きに時間がかかってしまうため、迅速な送金手続きが行えなくなってしまいます。