口座凍結の解除から国際送金、そして口座閉設の手続きへ
口座開設時期、預金額の差異はあれ、このような問題を抱えている方もちょくちょくお目にかかります。
- ずいぶん前にHSBC香港で個人口座を開設。香港ドルで３００万円ほどHSBCに預金をしてそのままになっている。
- もう１０年ほど香港には行っていないし、今後も香港に行く予定はない。
- 香港情勢も不安定だから、もう全額日本に戻したい。
- ただ、インターネットバンキングのログインID、パスワードは忘れてしまった。
- トークンもなくした。キャッシュカードはあるけど、PIN番号がわからない。（ちなみに６桁）
このケースは正直なところ、日本の銀行口座に着金するまで、早くて１か月、最長半年ほどの時間がかかります。10年も放置されているので、もちろん口座凍結はされていますし、送金金額も個人口座ということを考慮すると、決して少なくはない金額です。時間が経っているので、口座開設時とお住まいや電話番号などの登録情報が変わっているケースも多く、その場合、登録情報の変更手続きも行わなければなりません。
また送金に至っては、銀行側も手間と時間をかけて、厳しい審査をしてくるので、日本人からすれば複雑怪奇に感じるような手続きもしなければなりませんが、現地渡航をしなくても、資金は日本に戻せます。
