海外銀行の法人口座の監査
海外銀行に法人口座を所有していると、事業内容や取引先、資金の出所などの登録情報をアップデートしてくださいと銀行側から要望をされることがあります。何か不審な入出金があると疑われた場合はもちろんのこと、通常通りの入出金であっても、情報のアップデートを求められることがあります。この監査が終わるまでは口座凍結されることも少なくありません。この手続きに手間取ってしまうと、3カ月ほど口座凍結の状態が続くこともあります。また電話上でのやりとりで、登録情報と相違したことを言ってしまうなどの怪しまれるような発言、例えば登録住所はどこかと聞かれて、登記は香港外なのに、登録住所を香港内の郵送先住所や事業所の住所を伝えてしまうと言ったことはよくあります。「あ、間違えました。正しい住所は○○です」と言い直す。こういったミスコミュニケーションをするだけで、監査が終わるまで口座凍結されてしまったりします。
特に香港のHSBCはこの法人口座監査が厳しいという印象があり、提出書類も他の海外銀行に比べて多いです。また法人口座、個人口座を問わず、入出金の内容も厳しく監視されていると思われます。
海外銀行の法人口座の監査は法人口座所有者の大きな悩みの一つですね。
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