故人の海外口座解約と残高送金手続
ご両親などがお亡くなりになられて、その遺産を相続することになったところ、個人は海外口座も持っていて、外貨預金があることがわかったというケースがよくあります。ところがその海外口座は何年も放置されてしまっており、すでに口座は凍結されてしまっていたり、自動解約されているのが大半です。
このような場合でも、必要書類を原本で揃え、英訳をして、認証を取るという適切な手続を踏んでいけば、ご預金は相続人の日本の銀行口座に送金することができます。日本以外の銀行口座をご希望の場合はもちろんそれも可能です。
よくご相談のある銀行を下記に記載致します。
アメリカ:Citibank、Bank of America、Wellsfargo、Chase Bank、Bank of Hawaii
イギリス:Natwest、Barclays、HSBC、Lloyds
オーストラリア:ANZ、Westpac
シンガポール:DBS、UOB、OCBC
マレーシア:Maybank、CIMB
香港:HSBC、Standard Chartered Bank、Citibank
オランダ:ABN AMRO
フランス:BNPパリバ
ドイツ:ドイツ銀行
海外赴任などで現地に住んでいた、資産の分散管理で海外口座を開設した、数年前のオフショアブームで旅行のついでに海外口座を開設したというケースが多いです。
相続に限らずですが、海外口座の解約と残高送金は放置期間が長ければ長いほど、手続が煩雑になり、手続き期間も長くなりますので、早めに対処しましょう。