シティバンク、富裕層向けサービス拠点を開設

UOB銀行と同じく、シティバンクもシンガポールでの新しい企画を発表しました。共同通信は下記の記事を掲載しています。

米金融大手シティグループは、シンガポールで大規模な富裕層向けアドバイザリー拠点を12月に開設する。新型コロナウイルスの感染対策を徹底して集客力を高め、同国の富裕層向け資産管理事業を強化する。「シティ・ウェルス・ハブ」と呼ぶ新拠点を、繁華街オーチャードの商業施設「268 オーチャードロード」内の4フロアに設置する。総床面積は3万平方フィート(約2,787平方メートル)で、30室以上の個室を用意。約300人体制で、富裕層にアドバイザリーサービスを提供する。新型コロナの感染防止対策としては、飛沫(ひまつ)防止シールドを各所に設置して対人距離を2メートル以上に保つ。人が触れる場所に抗菌コーティングを施すなど、富裕層が安心して相談に訪れることができるようにする。シティバンクはシンガポールで、オンラインバンキングの普及で支店の窓口を通じた取引が全体の1%を割り込んでいる。今年は2支店を閉鎖し、12支店体制に縮小した。新拠点の開設により、国内の富裕層向け資産管理市場でのシェア(顧客数ベース)を向こう数年間で年間2桁成長させる考えだ。

香港の情勢が先行き不透明なので、シンガポールは香港に代わる資産や預金の保管先として注目したい金融都市ですね。