一筋縄ではいかない香港のStandard Chartered Bankの口座凍結解除手続き
前回は日本人に特に人気のある海外銀行であるHSBC、CitibankそしてStandard Chartered Bankの口座凍結解除についてのお話をさせて頂きましたが、この3行の中で最もシンプル、かつ短い時間で口座凍結解除の手続きを行えるのがCitibankです。Citibankは元々リテールを主な業務としている海外銀行であり、現地在住でなくても口座を利用することができるケースも多く、比較的多くの人が外国人として海外にCitibankの個人口座を持っています。
では逆に口座凍結解除に対して最もシビアなのがStandard Chartered Bankです。Standard Chartered Bankの個人口座は1年以上口座内資金に移動がないと、顧客資産保護のため口座凍結処置がされます。
口座凍結解除のお手続きは複雑になってしまうものの、現地渡航することなく遠隔で口座凍結解除の手続きをすることは可能です。ただ5年以上ご利用がない場合、つまり資金移動がない場合は香港の支店に出向かないと凍結解除をすることが基本的にできません。Standard Chartered Bank日本支店は法人しか対応しておらず、日本支店では受け付けてくれません。
また口座開設時に提出したパスポートの有効期限が切れており、現在は新しいパスポートを利用している場合も、現地渡航を求められます。
現在はコロナウイルスが拡大している上に、情勢的観点から香港に気軽に渡航できるわけではないのでかなり辛い対応です。弊社ではこの「凍結解除できない」と言われるところから、これまで積み上げてきたノウハウと交渉力で、口座凍結解除、及び残高を別銀行口座へ送金するというところまでサポートすることができます。お困りの方はメール、お電話にて、まずはお気軽にご相談くださいませ。